ファミコンディスクシステム HVC-022

ついにディスクシステムを買った。

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箱取説つき。本体はすごくきれいな状態だ。

 

ファミコンはディスクシステムに乗っかっている状態が一番かっこいいと思うのだが、いかがなものだろう。

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本体の電源基盤のバージョンは05だった。

 

ディスクドライブの電源基盤で判別するのだが、その電源基盤というのは

下の写真のように、本体を開いて、さらに電池ボックスを外したところにある。

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中央あたりに05と書かれている。01-03まではプロテクトなしで、04以降の基盤にはプロテクトがかかっている。

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RAMアダプタの中身はこんな感じ。

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ところでACアダプタなのだが、純正のアダプタは9V 400mAらしい。ファミコン用は10Vなのでだめだとかいう話も見るが、どうせレギュレーターで5Vに落としてるのだから1Vくらい違っても問題なかろう。実際動くし。

心配な人は9Vのアダプターを見つけてくればいいかと。センターマイナスです。

近くにあったアダプタのなかではPCエンジン用がぴったりでした。

 

 

ファミコンの縦縞対策 第二弾

先日トランジスタのベースをPPUに直づけする縦縞対策を行ったが、追加対策を行ったのでまとめ。参考までにこのファミコンの基板はHVC-CPU-GPM-02。

(今回の改造を行う前にこちらの改造を行うことを推奨いたします。)

 

さて、今回はパスコンを設置した。

場所は画像を見てもらった方が早いと思う。

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ここに2uFの積セラコンデンサを設置した。

1uFでも試してみたが、2uF設置した方がよりよい効果が得られた。

なお、画像下がファミコン前方である。

 

驚くことにたったこれだけで縦縞が劇的に減った。

ついでにこんなところにも220uFの電解コンデンサを設置してみたが、変化があったのかさっぱりわからない。こちらはいらない様子。VCC+5VからGND。

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もうテレビにつないでも縦縞があるのかないのかわからない。

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ファミコンコンポジット出力改造の縦縞対策

 

以前コンポジット出力改造をしたファミコンだが、縦縞を低減する方法を試してみた。

対策を施す本体はこれ。

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後期基板HVC-CPU-GPM-02。簡易AV化状態だ。

参考までにPPUはRP2C02G-0、CPUはRP2A03G。

 

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このトランジスタをいじる。

ちなみに右から

エミッタ-コレクタ-ベース。

データシートはここにある。

 

まず思い切ってトランジスタを外してしまう。

外したのがこれ。

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PPUの21ピンにトランジスタのベースを直結する。このとき、PPUの21番ピンは半田を吸い取り、基板に通電させない。思い切って足を切ってしまうのも効果があるらしい。

もちろん新たに用意したトランジスタを使用してもいい。

トランジスタの互換はこの辺(マイナーオーディオの部屋、トップページはこちら)を参考に。

 

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新しいトランジスタを用意したならこんな感じでできるかと。

これでおわり。

 

compare

 

ドラクエでの比較。左が対策前。右が対策後。

くっきりした縦縞がぼんやりになった。ファミスタをプレイするとよりわかりやすかった。

完全に消える訳ではないが、薄くなるという意味ではなかなか効果があったのではないだろうか。

 

まだ縦縞が気になる方はこちらへどうぞ。

ファミカセの殻割り

ROMにゲームを焼いて自作ゲームなどを実機プレイするとか、メンテナンスのために開けたいだとか、ファミコンのゲームカートリッジを分解する機会があるかもしれない。

ところがファミカセは頑丈で、ちょっとやそっとじゃ開きやしない。しかし力をかけすぎると大切なソフトを破損しそうでこわい。

今回は何番煎じかわからないけどファミカセの殻割りについて。

 

まず用意するのはマイナスドライバーだけ。鉄製の定規でもかまわない。

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ファミカセを指でちょっと開き、ここにマイナスドライバーを噛ませる。

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そしてタイトルラベル側に倒す。バコンという音とともに爪が外れる。反対側も同様。

あとは手で広げるとソフト上面の爪も外れるのだが、心配ならば

 

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ここにドライバーを差し込んで、またソフトラベルがわに倒すと簡単に外れる。

 

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はずすとこんな感じ。テニスのROM容量は192KBitだったはず。つまりは24KBytesである。

左側がCHR ROMで右側がPRG ROM。

 

 

しかしみなさんはファミコンのカートリッジの中身はこんな感じを想像するのではないだろうか。

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基板上の小さなチップはMMC3B。

ファミコンのコンポジット出力改造

ファミコンで遊ぶ分にはRF出力でもまったく問題はないのだが、コンポジット出力は音がいいということで紅白ファミコンを改造してみた。

 

今回改造される個体はこいつ。

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FFマーク付きの後期型で基盤はHVC-CPU-GPM-02。

今回紹介する改造はこのバージョンでしかできない。HVC-CPU-07とかその他のバージョンはとりあえず他のサイト見てください。

 

そして用意したパーツはこちら。

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・カーボン抵抗1/4W 51Ω 2個

・電解コンデンサー 220uF

・無極性電解コンデンサー 47uF

・ユニバーサル基盤の端くれ

このほかにコンポジットケーブルを用意した。

 

本来なら抵抗は100Ω程度を1個でいいのだが、手持ちに100Ωがなかったので仕方なく51Ωを直列に繋いだ。また、電解コンデンサだが、無極性のオーディオ用なんかつかわなくていい。これも手持ちの関係。220uFのコンデンサなどその辺の壊れた機械から外してきた。

抵抗は画面の明るさに影響する。75Ωくらいから百数十Ωまで好きなのをつければいいと思う。

んで基盤に配置したのがこれ。

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どのように繋げるのかというと

オーディオ:[ファミコン基盤]ー[+ 47uFコンデンサ]ー[RCAケーブル]

ビデオ:[ファミコン基盤]ー[+ 220uFコンデンサー]ー[抵抗]ー[RCAケーブル]

このように繋げる。実に簡単だ。

RCAケーブルの-側はGNDに繋ぐこと。

 

実際にファミコンに取り付けてみる。

 

 

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こんなところになんとか収まった。イジェクトも干渉しない。

基盤との接続はこうだ。

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左からオーディオ、ビデオ、GND。

 

 

完成。電子工作の経験があればすぐにできると思う。まぁ自己責任で適当にやってください。

自分はむしろ組み立てより机から転がり落ちた220uFのコンデンサーを探す方が時間かかった。

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縦縞対策はこちら

 

 

RF接続の方法について

なにやら今時の若者はRF接続というものをしらないらしい。まったくけしからん話だ。

コンポジット出力のあるMSXとかスーパーファミコンとかPCエンジンコアグラフィックスとかならいいが、どうやって紅白ファミコンをテレビに繋ぐというのか。みんなどうやってファミコンで遊んでいるのか。怪しいFC互換機か?エミュレーターか?AVファミコンか!?

しかしそもそもファミコンで遊ばないという事実が浮上したのであった。なんということだ。

気を取り直してRF接続といこう。

 

まずRFって何って話なんだが、RFとは「Radio Frequency」の略である。まぁ高周波信号のことだ。

仕組みは映像信号をRFモジュレータでVHF帯のテレビ放送の1chもしくは2chと同じ形式にして、アンテナから来る放送電波に混ぜてテレビチューナーに入力するという具合。

当然だが信号はアナログテレビと同じ形式だ。従って、地上デジタル放送にしか対応していないハードディスクレコーダだとかテレビではつかえない。そういう場合はアナログチューナーを備えたアナログ時代のレコーダのアンテナ入力などに繋げばAV出力に変換してくれるさ。

 

んで、RF信号をどうやって放送電波に混ぜるかというと、このようなRFスイッチを用いる。

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これらはファミコンに付属しているRFスイッチ、HVC-003である。ちなみに左がFFマークなし、右がFFマーク有り。しかしそんなことはどうでもいい。

こいつの使い方は書いてある通りなんだが。まず、本体上面にアンテナから来る同軸ケーブルを繋ぐ。

次にチューナーに繋ぐ。

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残ったRCAプラグを機器のRF端子に繋ぐ

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これでおわり。

あとはチューナーの電源を入れて1chにチャンネルを回し、機器の電源を入れればいい。

 

おわり。

 

 

 

ところで私はファミコンについてきたRFスイッチじゃなくてこんなのを使ってる。

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RFスイッチUV。こいつなら同軸ケーブルを剥くなどというセコイことをしなくてもすぐ繋がる。UVってなんだろうな。Ultra Violetだろうか。まさかな。RFスイッチ紫外線とか意味不明だろう。

NUS-009、型番的にはニンテンドウ64の周辺機器らしいが、一応外箱にはN64マークだけでなくFFマークもSFCマークも並んでついていた。だがしかし64をRF接続したことなど一度もない。

つかそれ以前に64用のRFモジュレータ持ってないしな。

 

 

NEC PI-TG001

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見ての通り初代PCエンジン。

 

8bitらしからぬグラフィックが特徴。音楽もよくできたものが多い。

8bitマシンというとファミコンが思いつくだろうが、性能差はなかなかのものだ。

まずRAMだが、これはファミコンの4倍。VRAMはファミコンの2KBに対して64KB搭載。

同時発色数も25色に対して512色と圧倒的。

CPUはファミコンと同じMOS 6502互換のものを搭載しているが、PCエンジンでは7.16MHz動作ができた。

 

音源部についてはPCエンジンでは「波形メモリ6音又は波形メモリ4音+ノイズ2音」となっている。

ファミコンはよく言われるように「パルス波2音+三角波1音+ノイズ1音」。いずれもサンプリング音を発音できる。

 

 

ところで今時の中高生にPCエンジンって言って通じるものなのだろうか。

だいたいはナニソレで終わりそうだな。

 

 

動作は正常。

sugonoou

 

 

次回はファミコン関連かMSX2

 

Nintendo HVC-001

 

ご覧の通りファミコンである。

状態はかなりいい。ピカピカ。

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FFマークのある後期型ファミコンで、製造番号はHC5358690

基板はHVC-CPU-GPM-02だった。

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この色の差。

手前のファミコンの製造番号はH13690694。

FFマークと裏のVCIマークがない。

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今回のファミコンはもちろん動作も良好だった。

最近はあまりファミコンのジャンクを見ない気がする。そのうちディスクシステムもほしい。