いわゆるROMチューンといえば専用のショップに持っていって実車合わせをしてもらったりなんだか敷居が高い感じがするが、昨今は自分でソフトウェアライセンスを買ってPCとクルマをつないでウィザードに従うだけで自分で簡単にエンジン制御を書き換えてしまうということが可能らしい。
ライトやその他制御の”コーディング”というのは何回か試してカスタイマイズしてみたが、bootmod3にも興味があるので自分のクルマにもインストールを試してみた。
さて、用意するものは別に難しくない。
ノートPCとENETケーブル、あと安心のためにバッテリー充電器があれば事足りる。
ENETケーブルも色々あるが、Amazonで買った2,000円くらいの安いやつを使っている。特に問題ない。
まずPro Tuning Freaksでライセンスを買う。最近は日本円が安いのでレートが悪いが、9万円弱くらい。
あとはノートPCにOBD Agentをインストールしておく。これによりbootmod3.netで車両にアクセスができるようになる。
サイトにアクセスして、ケーブルをクルマと繋いでACCオンにするとVINが読み取られ、購入済みのライセンスとクルマの紐づけを行う。
ライセンスにはOTS Map、つまりチューニングの内容が1つついてくるのでOTS Mapを引き換える。
今回はStage 1 91 octanを選択。
他にも色々あるけどシンプルでベーシックに行く。
引き換えるとOTS Map一覧にStockと引き換えたB48エンジン用のStage 1 91 octaneが並ぶ。
あとはMapを選択してFLASHボタンをクリックして書き込むだけ。
FLASHをクリックするとこんな注意が出る。
まぁ書いてある通りだが、
・バッテリーチャージャーの接続を推奨 → 接続済み
・エアコンファンとヘッドライトは消灯 → エアコンOFF、ヘッドライトも0位置
・運転席シートベルトを接続 → 接続済(ただし下敷きにして座って身体は固定せず)
・書き込み中はドアの開閉禁止 → OK、窓は開いててもよいので全開にしておく。あと念のためドアもロックしておく。
確認したらダイアログのFlashをクリックして進める。
あとは待つだけ。
成功らしい。
一度ACCをオフにして5秒待ってからエンジンスタートするように指示があるのでその通りにすると終了。
あまりに簡単すぎるのでほんとにこれでできたのか!?と思うが、少し広い道にでてアクセルを踏んでみるとなるほど確かに馬力があがっているようだ。
bootmod3は色々カスタム項目もある。
エンジンスタート時の音を抑制したりバブリングを鳴らしたりできるようだが、別にパンパン鳴らしたくもないし、エンジン始動時も柿本のマフラーが入っているウイングロードより静かなのでとりあえずはそのままにしておいた。
その後高速なども走ってみた。ノーマルだと同乗者が何人かいると合流時加速でお、こんなもんか?ということがあったがだいぶ伸びがよくなったようだ。
まぁ普段の街乗りはゆっくり走っているのでさほど差がわかりにくいが、気分的にコンピュータ書き換えたというのは面白いし、サブコンでブーストアップするくらいならbootmod3インストールは選択肢として検討してもいいのではないかな。