FM音源モジュール YAMAHA FB-01

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1986年発売のFM音源モジュール YAMAHA FB-01

YAMAHA DX7のモジュール版であるTX7に始まるシリーズの流れらしい

プリセット音色は240、4オペレーター・8アルゴリズム、最大同時発音数8音、最大8パート

たぶんプリセット音色の順番とかはDX7と一緒かと

 

 

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サクッと音をだす

スタンドを移動するのを横着して床で試奏

鍵盤はMO6

せっかくなのでアンプじゃなくオーディオ用スピーカーからステレオで音を出してやる

まぁいかにも聞いたことがあるようなFM音源の音がなる

やっぱりPCMとは違うね

 

 

…wikipediaによるとAtari STエミュレータとYSEditorで音色を弄れるらしい

CubaseとかLogicの初期バージョンはAtari ST用ソフトじゃなかっただろうか

 

さて、どうやるのか

まずAtari STエミュであるSTEEMとFB-01用のYSEditorをサイトから落としてくる

steem

 

これがSTEEM

初回起動時にいろいろ聞かれるが、適当にやればいい

OSはTOSフォルダの中のどれかを指定して、Cドライブにするフォルダは適当なフォルダを選択しておく

Dドライブはつくらなくてもいい

 

ついでにYSEditorは解凍して先ほどCドライブに指定したフォルダに入れておく

 

次に、STEEMのウィンドウの右上のスパナのマークをクリックして設定画面をだす

MachineタブのMonitorのプルダウンボックスを開き、Monochromeを選択

つづいてPortsのタブを開いて、MIDI PortsのグループのConnect toプルダウンボックスでMIDI Deviceを選択

さらにプルダウンボックスが現れるので適宜選択

設定ができたら左上の再生ボタンで起動

 

tos

 

HardDiskを開くと、先ほど入れておいたYSEditorが見える

.PRGファイルをダブルクリックでYSEditor実行

 

yes

 

あとは好きなように弄るだけ

 

上手くSENDできると「dump/received !!」なんて表記が出た

 

 

なかなか楽しめそうだ

exr

 

 

SONY MX-600

久しぶりにハードオフに行ってきたらこんなものが

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ご覧の通りソニーの3chのマイクミキサー MX-600

なかなかの美品である。ネジなども一切錆びていない

動作もガリ一つなく大変良好だ。つまみが大きく、適度な抵抗感があるためかなり操作しやすい

スムーズにレベル調整ができる

背面にはそれぞれLINE入力とMIC入力があり、標準フォンジャックだ

 

 

 

まぁただのマイクミキサーだったら買わないわけで、

裏面を見ると…

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いかにも時代を感じるプレート

調べたところ、どうやらこのプレートには別な種類があるようで、MX-600が太字になり、SONY CORPの下がTOKYO JAPANからMADE IN JAPANになっているバージョンも存在するようだ。おそらくこの個体は変更前のプレートだろう。

そしてこのロゴ

hikaku

上がSONY TC-K75のロゴで下は今回のミキサーのロゴだ

別に画像を編集してつぶした訳ではない

ソニーの古いロゴなのである

 

歴代ソニーロゴの一覧画像を見る限り、1962年から1969年まで使われていたロゴとみて間違いないと思われる

さらにテープデッキ、SONY TC-777MのマニュアルにオプションとしてMX-600が掲載されているから、これはもう1960年代の製品とみて間違いない

 

半世紀前のミキサーとは恐ろしいものだ

 

最後にもう一つ

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フォンの形が違う!

左手が今のフォンプラグ、どこにでもあるカナレのF15型

右手がソニーのフォンプラグ

どう見ても先が丸くてくびれが浅い

両者は互換性があるのだが、昔のフォンジャックに今のフォンプラグを差すとやや硬い…ような気がする

 

…とにかく機材がまた一つ増えましたとさ