今年もだんだん暑くなってまいりました。先日は北海道にある私の地元もずいぶんと暑くなったようで。
自分はもう東京都民になったので知らんが。
さて、自分の家にはエアコンがついておらず、夏本番までにエアコンを設置する必要があったので手ごろなやつをヤフオクで落札した。2017年製 4.0kw、100V20A。
取付位置は寝室の予定だが、業者を呼ぶとなるとベッドを動かしたりしなければならず、かといって踏まれるのも嫌なので自分で取り付けることにした。得意の見切り発車で安いエアコン取付セットを購入。値段は業者取付1回分と同じだね。
近いうち作業しようと配管なども買い揃えていたら、なんと自分で買ったのとは別に2.2kwのエアコンを頂いた。道具を買ったことにより、1台分の取り付け費用が浮くことになる。やったぜ。
とりあえず室外機が室内にあっても邪魔なのでベランダに出す。平置きはスペースがもったいないので2段置台とかいうのを購入。
なお、こういう狭いベランダで2段重ねする人は、下段に室外機を設置するときに矢印のフレームが邪魔なので上段は後で取り付けたほうがいいと思う。
さて、エアコンの配管を通す穴は既に開いていたので、そこに合わせて室内機を取り付けるための金属のベースフレームを取り付ける。
壁が弱い場所はしっかりアンカーを入れるなりの対策が必要。土壁など特に弱い場合はタテ桟などを使用する。さもないと室内機が落ちる。
フレームが壁についたら、室内機のパイプをいい感じに曲げつつ室内機を吊る。パイプベンダーがあればいいが、手で曲げるときはパイプをつぶさないように注意する。
具体的にはパイプを曲げるときに内側に親指などをかけて力を入れるとすぐ潰れると思う。
室外機との距離に合わせてケーブルも新品を使用。単線のものを使用して、既定の長さの被膜を向いた後しっかりターミナルに接続する。
ケーブルと一緒に配管も接続して室外機まで伸ばす。ドレンホースも忘れずに。
ドレンホースは室内機の中などで弛みがないか確認したほうがいい。室内側での水漏れの原因となる。
ここまで来た。配管の接続先は太さが違うので間違うことはないでしょう。
今回はフレア加工済みの配管セットを使用している。トルクレンチがない場合はナットの締めすぎに注意。車のホイールナットなどもそうだがバカ力できつく締めればいいというものではない。真空引きは何度でもリトライできるので締め付けが足りなかったら都度増し締めすればよい。
配管が完成したら真空引きを行う。まずは下の画像のように各ホースを接続。
次の手順で真空引きを実施する。
①真空ポンプの電源を「入」
②低圧側バルブを全開
③15分以上放置
④低圧側バルブを全閉
⑤真空ポンプの電源を「切」
さて、とりあえず問題なく真空ポンプが作動すれば、ゲージが負圧側に振れたままになる。
なお、このマニホールドゲージは安物なので負圧側の振れ幅が小さい。これから道具を買うなら、負圧側の振れ幅が大きいゲージがついたものか、ガスチャージをしないならマニホールドゲージではなく負圧ゲージを買った方がいいと思う。
しばらく(5分~10分以上)放置して、針が動いていなければ気密が保たれているということなので配管と真空引きは成功。ゲージが動いていた場合は各部の接続、配管をチェック。よくある話、石鹸水をつけてみる。
最後にガスの開放を行う。室外機の低圧側、高圧側接続部にそれぞれついているキャップボルトを外し、中の六角ネジを緩める。
まずは低圧側から解放する。ちょっと緩めて数秒開放してみて、締めて、よさげな感じならばサービスポートからホースを外す。
外したら低圧側のガスバルブを全開し、続いて高圧側のバルブも全開する。
あとは電気配線をし、バルブのキャップを閉めてから室外機のカバーを元通り閉じれば完成。配管は適宜化粧テープなどうまく処理しておく。
試運転、しばらく動かすと猛烈に冷たい風が吹き出してきた。14畳用はやっぱりパワーがある。
自分で取り付けするメリットは…道具をそろえれば業者の値段や混雑に関係なく好きな時にエアコン脱着し放題ということかな()
追伸
実家の自室では窓用エアコンを使っていて(→ 2015年7月 窓用エアコンを設置した)
リンクの通り記事にも起こしていたが、読んでみたら狙ったわけでもなく4年前にも「得意の見切り発車」とか書いていて進歩しとらんと思った。