運転免許を取得してきたはなし「札幌運転免許試験場」

つい数日前だが、私もついに運転免許というものを取得した。

地元の自動車学校に入学したのが雪も溶けきらない冬の終わり。第一段階の学科は3日で終わらせ、春休み中には仮免まで取得した。

ところが学校が始まるとなかなかこれが通えない。初の路上教習は仮免取得から1月以上開けてしまった。開けたからといって特にまともに運転できないなどの不都合はなかったので大丈夫だったけれども。

ちょっと乗ってからまたしばらくブランクを挟んでしまったが、夏までにはとらんといかんと思い6月中頃から気合いを入れて7月も2週目頭には卒検までこぎ着けることができた。

路上検定の難易度というか採点基準をよく理解しないまま走ってしまったので内心ドキドキだった。終わったあと「駐車するときもうちょっと緩やかによらないとぶつかるかと思ったべやー」と言われただけで他の人よりも明らかに言葉数少なく終わったので合格を確信するなど。

 

 

 

さて、これから免許を取りに行くみなさんが聞きたいのはここからだろう。

卒検を通ったからにはとっとと免許証をもらってしまおうという訳で2日後には学科試験を受けに行った。自分の地区の試験場は札幌運転免許試験場だ。

貸し切りバスというのも予約で乗れるらしいが、公共交通機関で行くなら手稲駅でバスに乗り換えるのが妥当だろう。自分は札幌までのkitaca定期を持っているのであらかじめKitacaに1000円ほどチャージしておいた。精算もなくスムーズなのでおすすめ。バスもkitacaでそのまま乗れる。

バスの乗り換えは手稲駅北口側。改札出て左手だ。バスのマークがついているのでそれに従えばいけるだろう。平日朝だと高校生など多いが列に惑わされてはいけない。乗り場は3番、運転免許試験場行きの「手90」か星置通行きの「手81」に乗ればよい。

時刻表はこちら(JR北海道バス)

 

[手90]に乗ったが、バスは運転免許試験場の正面についた。入り口はバスの走行方向に対して右側だ。建物の前の道を渡って入る。

だいたいの人は事前に用意してないと思われるので建物に入るとまずは収入証紙を購入しなければならない。時期によっても違うだろうが、時間がかかるというわけでもなかったので事前に購入しておかなくてもよさそうだ。収入証紙の窓口は②だ。建物に入ったらまっすぐ②の窓口に向かって差し支えない。

 

収入証紙を1,750円と2,050円分購入する。金額を覚えていなくても窓口の人に「新規」ですなどと伝えれば通じる。買ったら2,050円分の方は財布にでも入れておいて、1,750円分を教習所でもらったであろう用紙にはりつける。机は人でいっぱいなのでどこか隙間を見つけて貼り付けるしかない。

また、水のついたスポンジなんぞあるのかないのかわからないレベルだったが周りを見たらみなさんなめて貼ってたのでそれほど恥ずかしがらなくてもいい様子ではあった。貼ったら割り印を押すこと。

 

証紙を貼ったら次は視力検査の列に並ぶ。正面入ってすぐ左手のスペースだ。適性検査(視力検査)などと大きく書いてある。教習所でもらった資料には受付がうんたらなどと書かれていたが先に適正検査らしい。合格すると判子をバーンバーンと力強く押されて紙を返される。

 

適正検査の判子をもらったら中央階段から2階に上がる。上がったら一目瞭然のところで受付をしているので列に並ぶ。受付で受験番号をもらうのだが、この時割り印が不適切だったり、仮免許証が一緒になかったりすると印鑑と身分証が求められるのであらかじめ出しておいてもいいかもしれない。なお自分は受付時にはどちらもいらなかった。

受験番号の紙をもらったらすぐそばの学科試験室に入る。細ながい教室みたいな部屋だ。

この時点で時刻は8:45だった。既に家を出てから2時間半が経過…

 

9時には受付が終了し、9:15から説明等がある。受付をすませてからのこの微妙な30分が妙に長い。問題集でも眺めてればいいと思う。

諸注意などのお話があり、5分程度の休憩を挟んだ後試験が開始されるがこの諸注意というのがいちいち細かい。いろんな人が来るからなんだろうなぁ。

試験時間は知っての通り50分間。なお、鉛筆と消しゴムは配られるので忘れても慌てることはないし、事前に自分でどんなに気合いを入れて準備しても使用できないので注意。

 

自分は20分くらいで全部終わったのでぼけーっと時計を眺めてた。やや耳障りなブザーがなって試験が終了。

終わったら採点があるので11:40ごろまでまた休憩になる。間約50分。暇だからと言ってここで昼飯を食べるとあとの昼休みをもてあますことになる。まぁ各人の自由だが。

11:40から3点ほど注意があり、1階に移動して45分に合格発表。1階にはモニタが並んでいて、合格発表前は全部のモニターに案内などが表示されるくせに、実際の結果が表示されるのは左側からの数枚だけ。立って待ってるなら左側にすべし。

残念ながら不合格ならここですぐ学科試験室にもどらなくてはいけないが、合格したならばここで約1時間昼休みとなる。これがまた暇。本でも持って行ったらいいと思います。

 

13:00から合格手続き。ここで2,050円分の証紙が登場。水のスポンジと朱肉が配らるのでなめて貼る必要はない。また、免許証に記載する内容等の確認もここでする。

それが終わった後は誘導に従って写真撮影に向かうが、折り返しに並んだ人は自分の前の動きをよく見ていないと列が先に進んでいるのに気づかなかったりするらしい…

なお、撮影の直前に鏡はない。座ってから直す暇もない。座ったらカシャ、座ったらカシャという流れ作業。にしてもでかいくせに発色が悪いカメラだな。白いシャツが完全に白飛びしている。もう少しなんとかならんのか。

 

写真を撮った後ややあって新免講習が始まる。任意ですなどと言ってたが新免講習を受けるより、その間の時間をつぶす方が苦痛だと思う。開始時間は14時。既に8時間が経過。もう帰りたい…

新免講習の話があったあとは交通安全協会の話があるが半分くらい新免講習の話と同じじゃないか。勘弁してくれ。

講習もろもろは50分程度で終わった。そして免許交付まで、また待ち時間である。

何度も強調されるが予定は16:00でもそれよりは早く帰れる。実際免許を受け取ったのは15:15頃で、15:30にはやっと試験場から解放されることとなった。

 

なおバスは間隔がそれなりに長いので待つのが嫌いな人は稲穂駅まで歩いてもいい。試験場を出てまっすぐ歩き、T字にぶつかったら右に曲がる。ちょっとしたら見落としそうにもない案内看板があるのでそれに従い踏切を渡ったら駅だ。なお、小樽方面の人はさらにもう一本踏切を渡る。駅内には跨線橋はない。

 

ざっと流れはこんな感じだった。帰宅すると17:00を回っていたのでまったくもって一日がかりである。自分はすべて一発で終わったが、最後の学科試験を受け直すとなるとまた長い一日と余計な交通費がまっている。なんとしても一発で合格したいところだなこれは。

 

というわけで何かの参考になれば幸いです。おわり。

 

 

 

 

 

 

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA